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2010年9月28日

今日は午前と午後にインプラントのオペがありました。

そのうちの1つを紹介したいと思います。

術前のレントゲン写真です。

インプラント GBR 術前.jpg

右下56の2本欠損です。

左下は3年前に私がインプラントをさせていただきました。

このケースの問題点は2つあります。

ひとつは抜歯した奥の歯が斜めに倒れてきていること

これは抜歯してから数年間放置してしまったからです。

もうひとつは斜めになった歯を支えている骨が溶けてきていること

これは上からの噛む力が斜めにかかってしまうことと歯がない事により磨きにくくなり歯周病になってしまったことが原因です。

このように抜歯してそのまま放置しておくと症状がなくてもさまざまなトラブルが起こってきます。

本来このようなケースですと斜めになった歯を起こしてからインプラントをするのが理想です。

そうなると矯正治療の費用がこれだけで数万円かかってしまいます。

治療期間も数ヶ月から1年程度延びてしまいます。

今回は治療期間に制限があったので矯正治療はせず、インプラントと解けてしまった骨に対する治療のみ行いました。

術後のレントゲンです。

インプラント GBR 術後.jpg

術後のレントゲンでは骨作りをした場所がわかりにくいので写真を加工しました。

このように骨作りをしています。

インプラント GBR 術後 カラー.jpg

これにより溶けてしまった骨も再生しますのでこの歯の寿命もぐっと延びることでしょう。

ベストはこの治療プラス矯正です。(アップライトといいます)

まだこの先、治療は続きますのでまた報告できればと思います。

2010年9月26日

今日は日曜日で休診日ですがインプラントの勉強会に行ってきました。

場所は新宿NSビル。

私が所属しているインプラントのスタディーグループの「IPOI」の合同支部会に出席しました。

IPOIはインプラントだけでなく歯周病、審美歯科、根の治療などインプラントをする上で欠かせないことも取り上げますので勉強になります。

いろいろ勉強会に行きますがここの先生達は本当に意識も治療レベルも高いです!!!

もし自分が患者ならここに来ている先生達に治療されたい!って思う先生ばかりです。

私の歯科医師としての師匠である松戸の「二ツ木歯科医院」の渡辺先生にも久しぶりに会えました。

毎回ですが行くたびに必ず得るところがある勉強会です。

毎回刺激を受けて帰ってきます。

明日も午前中にインプラントのオペが1ケース。夕方にサイナスリフト(骨作りのオペ)です。

たまたまですが明日のインプラントのオペ2ケースは非常に難しいのが重なってしまいました・・・。

後日報告できればと思います。

2010年9月24日

今回はよく質問される内容で「インプラントの価格」について書こうと思います。

よく患者さんによく「何でインプラントは何で高いの?」って言われます。

それはまずインプラントは保険がきかないから・・・ということになってしまうのですが、「なぜインプラントは保険がきかないのか?」というと、保険適応にしてしまうと日本の歯科医師の全員がインプラントができないといけなくなるからです。

そんなことは今の日本ではまず不可能です!

大学でも最近は教え始めてるようですがまだまだ遅れています。

卒業してからもインプラントを完璧に習得するには残念ながら莫大な金額も必要なんです・・・。

そこでちょっと勉強して1~2日の勉強会に出席してインプラントをしてしまうドクターも出てきてしまっているのも問題です。患者さんはたまったもんじゃないですよね。

病院経営だけ考えてインプラントを手っ取り早くやろうとするドクターが増えてきて問題になってき始めています。

この辺は患者さんもよく先生を吟味して治療を受けるようにしてください!!

さてインプラントの価格なんですが基本的には決まりはありません!

歯科医院によってばらばらです。

HPをみると安いところでは1本10万円!!というところもあるし80万!!というところもあります。これでは患者さんも困りますよね・・・。

参考までにインプラント価格のからくりを説明すると、インプラント10万というのがどこまで含まれるか・・・?ということです。

インプラントには「インプラント本体」 「アバットメント」 「上部構造」 必要な場合は「骨作り(GBR,ソケットリフト、サイナスリフトなど)」 が含まれます。

患者さんには意味不明ですよね・・・?

これがそれぞれ数万円単位で加算されます。

歯科医院によってはこれ以外にも「手術代、歯型を採る金額・・・など」が別途数万円かかることもあるようです。

なので「インプラント○○万!」と安いと思っても実は総額は違うことがほとんどなので気をつけてください。

私も何人も患者さんから相談を受けたことがあります。実際に話を聞きに行ってがっかりして帰ってきたそうです・・・。

親切な歯科医院さんは「インプラント1本の総額いくらです」とわかりやすく教えてくれるはずです。

基本的に通常の信頼のおけるインプラントを使用すれば平均的に総額30~45万くらいが相場ではないでしょうか?(銀座、六本木など東京の一等地は除きます)

ただ最近では総額20万程度でできる歯科医院さんもあるようです。

そうなってくると通常のインプラントでは歯科医院側も赤字になってしまうので安いインプラントを使用したりして工夫しているようです。

今では中国や韓国のメーカーが参入してきてるようなのでかなり安く売ってるようです。

今のところ当院では残念ですが導入予定はありませんが・・・。

基本的に私自身の身体に使いたくないものは患者さんにも使わない主義なのでご理解ください。

まだまだ実績のないメーカーのものを体内に埋め込むことは私にはできません・・・。

それか以前にもニュースになりましたがインプラント材料の使いまわし・・・。

確かにコストはこれが一番下げられることでしょう・・・。

同じ歯科医師としてそんな考えを持った人間がいることにさすがにショックを受けました・・・。

インプラント治療は確かにすばらしい治療方法です。

ただコストも時間もかかる治療になりますので自分の納得いく、信頼の置ける先生に診てもらったほうがいいと思います。

インプラントも一生物ではありませんのでから必ずメンテナンスでその先生と長く付き合うことになりますので。

なんだか一気に気温が下がってきましたね。

体調管理には気をつけましょう。

早速ですが今週のインプラント症例です。

さすがに1週間すべての症例を紹介するのは数が多くて難しいので的を絞って紹介します。

今回紹介するインプラントは右下6番1本欠損のケースです。

インプラント 術前.jpg

3ヶ月くらい前に当院で歯根歯折のため抜歯しました。

患者さんは歯を削って入れるブリッジは拒みましたのでインプラントで治療を進めました。

通常であれば歯根破折すると感染し骨吸収するので抜歯した後はインプラントを支える骨が足りなくなることが多いです。

しかもそのままにしておくとどんどん骨吸収が進みインプラントが大変になってしまいます。

具体的にはGBRといって骨を作る治療が必要になってきます。

もちろんお金もプラスでかかってしまいます。およそ5~10万くらいが相場ではないでしょうか。

そしてインプラントよりも大変な治療になってしまうことも多いです。・・・残念ながら骨造りはもっとも腫れる治療です・・・。

治療期間も余分にかかってしまいます。

当院ではインプラントをするケースで抜歯をするときは"ソケットプリザーべーション"といって抜歯と同時に骨を作る方法で抜歯します。

この方法のいいところは「自分の骨が吸収しない」「骨に与えるダメージが最低限で抑えられる」「インプラントが楽にできる」。です。

特にインプラントが楽にできるということは患者さんにとっては大きなメリットになるのではないでしょうか。

痛みも腫れもまったくといっていいほどこの方法ですとありません!!

今回のオペも事前に骨を作っておいていますので時間も30分かからず終わりました。

もちろん、術中、術後の痛み、腫れは全くありませんでした。

インプラント 術後.jpg

2010年9月16日

今回は1本欠損のインプラント症例を書きたいと思います。

非常によくあるケースでちょっと前まではブリッジで治す事が多かったケースではないでしょうか?

現在では患者さんも「ブリッジは壊れてその後が大変・・・」ということをわかってるので現在ではインプラントを選ぶ患者さんのほうが多いですね。

術前レントゲンです。
インプラント ブリッジ 術前写真.jpg

右下6番の1本欠損です。

治療計画はインプラントかブリッジか?ということに焦点が置かれるケースです。

ブリッジですと虫歯になっていませんが前後の健康な歯を削り2本で3本の歯を支えることになります。

患者さんはこの時点で健康な歯を削ることに抵抗がありブリッジは拒否しました。

ブリッジの場合だと
インプラントとブリッジ 右下6 .jpg

インプラントだと
インプラント ブリッジ 右下6.jpg

今回、患者さんはインプラントを選択されましたが現在ほとんどの患者さんはインプラントを希望されることが多いです。

今までは入れ歯が嫌でインプラントに・・・というケースが多かったのですが今ではブリッジができても自分の歯を守るためにインプラントを選択する患者さんが多いように感じます。

インプラントの治療計画なんですが歯がないところにインプラントを入れればいいというわけではありません。

患者さんによって本数は変わってきます。

まず第一に治療費の問題。

周りの歯の状況。(隣の歯、噛む相手の歯、反対側の歯・・・)
歯周病、根の病気があるか・・・など

同じ条件の欠損状態でも様々なことを考えた上で治療計画は患者さまごとに考えていきます。

たとえば・・・このケース

インプラント術前.jpg

右上3本が欠損しています。

治療計画としては・・・患者さんの希望は一番は入れ歯は避けたいということで。

①インプラント3本

インプラント レントゲン 3本.jpg

②インプラント2本でブリッジ

インプラント ブリッジ.jpg

の2パターンを提案しました。

どちらの治療内容でも問題なく噛むことは可能です。

体感できる違いもそれほどないことでしょう。

大きな違いは「費用」 「壊れたときの対応のしやすさ」 「インプラントへの負担のかかり方」ではないでしょうか?

2本ですと単純計算で1本に対して1.5倍の力がかかります。

その分、耐久性も低下する可能性もあります。

そのかわり費用が安く済みます。

それと万が一壊れてしまったときに2本ですと修理が複雑になりやすいです。

3本ですと1本壊れてもブリッジで対応できたりすることが多いので万が一のときは楽です。

・・・あまり壊れたときのことを話すドクターはいないと思うのですが、私はこのようなケースは説明するようにしています。

今回は最終的には②の計画でインプラント2本でブリッジを患者さんは選択されました。

ただし・・・このケースは良く見ると長年右上の歯がなかったので右下の歯が延びてきています。

これに対する処置も必要です。

インプラント 術前 挺出.jpg

このように長年歯がないのを放置しておくと治療内容も複雑になってしまいます。

不具合を感じていなくても放置することはもっとも良くないことです。

2010年9月 8日

リニューアルに伴いCTの他にもいろいろ改善されたことが沢山あります。

個室の予防室(ホワイトニング&エステルーム)、診療台(ユニット)の入れ替え、
インプラント専用ルームの新設・・・・など。

院内の写真等は後日、スタッフがブログに写真を載せてくれると思うので私は自分の担当の
インプラントルーム(オペ室)について書くことにします。

今回はインプラントの患者様が非常に多く、毎日のようにインプラントの患者様が来院されるので専用の部屋を作ることにしました。

かなりこだわって作ったので満足な仕上がりです。

どうしても歯科医院は緊張してしまうのでできるだけ座り心地のいいイス、
圧迫感がないようにガラス張り、ちょっと暗めの照明、インテリア・・・・
患者様には 「歯医者っぽくなくていいね」 「モデルルームみたいだね」 と評判です。

ただ引越し&夏休みの休診でインプラントの出来なかった期間の予約のしわ寄せが8月後半から9月に集中してしまい毎日インプラントのオペ続き・・・。

今現在9月のインプラントの予約はいっぱいになってしまいました・・・。申し訳ありません。

先週から右下67インプラント2本&GBR(骨作り)、左下6に1本、右下6に1本、
明日は右下7にインプラント。翌日は左上67に・・・という感じで予約が混み合っており
ご迷惑をおかけしておりますがご理解お願いします。

もちろん歯周病の再生治療など(エムドゲイン)もこの部屋で行っています。

P1010221.jpg

先日インプラント用のCTについて書きましたが写真表示がうまくいかず見にくい状態だったのでもう一度更新します。

実際のCT画像はこんな感じになります。

CT1.jpg

インプラントをする場合、必ずこのCT撮影を行ってからインプラントを埋入します。

このCTによって顎の立体的な形だけでなく中にある神経や血管まではっきりとわかるので安全なインプラントが行えます。

もしインプラントを検討されているなら必ずCTがある医院を選んでください。

CTがないインプラントは例えていうなら「目隠ししてオペをするようなもの」ですから・・・。

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日比谷歯科 院長: 船木 弘

日比谷歯科
院長: 船木 弘

私たちが一番に心がけているのは、十分な説明を行ない、正しく納得していただいてから治療を行うこと。
自分の身体のことなのに、何されているか分からない。とても怖いことではありませんか。 私が治療を受けるとしたら、やはりシッカリ説明を聞いてから治療を受けたいですね。

患者さんのことを本気で考え、まるで自分の歯を治療するように接する。医師として当たり前のことだと考えています。