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2010年12月28日

しばらく更新できませんでした・・・

あっという間に今年も最後の診療になってしまいました。

今日は午前中は通常通りの診療で午後からみんなで大掃除でした。

今年は病院のリニューアル、拡大でそれほど汚れていなかったので順調でした。

ただ個人的には患者さんの治療計画や写真の整理とまだまだやることはいっぱい残っています・・・。

患者さんと約束してる治療計画を考える宿題も何人もありますので冬休みはあってないようなものですね・・・。

私と約束してる患者さん、必ず治療計画を考えておきますので来年まで待っててくださいね。

実家は秋田なんですが毎年実家で仕事です・・・。

皆様にはリニューアルのため休診があったり、オペが多く予約がとりにくかったりとご迷惑をおかけしましたが来年もスタッフ共々精一杯努力していきますのでよろしくお願いします。

2010年12月10日

今日はインプラントではなくインプラント前の骨造りのオペの紹介です。

このオペは先週だったんですがこの日は午前中にエムドゲインという歯周病の再生治療のオペがあり、午後一番に今から紹介するサイナスリフトのオペがあり、さらにその後にもう一度エムドゲインのオペがありました・・・。

さすがに今日のオペのスケジュールはハードでした・・・もちろんそれ以外にも一般の治療も行っていますので・・・。

アシスタントの森谷も良くがんばったと思います。3つのオペ全てアシスタントでついてますからね、なかなか体力あります。

(だれかこのブログを見てたら森谷の事を褒めてあげてください)

今日のサイナスリフトは左上67部分です。

術前のレントゲンです。
サイナス前 ソケット後パノラマ.jpg

普通に見えますがCTを撮ってみると・・・なんと太い動脈が!!!!
サイナスリフト インプラント 動脈 CT.jpg
矢印の先の黒い穴が動脈です。

レントゲンでも慣れてる先生ならかろうじて判断できますが正確な位置は絶対にわかりません。

CTだとはっきり位置がわかります。これはインプラントを入れる位置から15.4ミリでした。

この場所を避けないと動脈なんでかなりの出血になってしまいます。

術後のCTです。
インプラント サイナス後 CT.jpg

しっかり動脈をさけてしかもぎりぎりまで骨が入っているのがわかると思います。

はっきり言ってCTがないと危険です!!!

インプラントをする際は(骨造りも含めて)必ずCTがある歯科医院で見てもらってください。

できればインプラント専用の部屋(オペ室)があるところですと完璧です。

オープンのフロアですと感染リスクが高くなってしまいます。気をつけてください。
術後のレントゲンです。
パノラマ サイナスリフト後 インプラント.jpg

これから約10ヶ月ほど待ってからインプラントを入れることになります。

長いですがこのサイナスリフトというオペは骨が固まるまでこれぐらい待たないといけないのです・・・。
この間に左下にインプラントと右上にもサイナスリフトが必要なのでスケジュールはいっぱいです。

2010年12月 8日

今日はインプラントの紹介です。

リアルタイムではないのですが先週のインプラントのオペになります。

先週は4ケースで6本インプラント埋入がありましたがそのうちの1ケースです。

このインプラントは左上5なんですが上顎洞といわれる空洞が下がってきており普通にインプラントが入れられないケースです。
ソケットリフト デンタル 術前.jpg
レントゲンを見てもらうと下のラインまで約5ミリ弱しかありません。これより上には骨がありません。

インプラントは最低でも10ミリ入れたいので5ミリ以上の骨が不足していることになります。

このまま診断をしてしまったらサイナスリフトといわれる大変な骨造りのオペが必要と診断を下されることでしょう・・・。それかインプラントはできません・・・と診断されるかでしょう。

ただここでCTを見てみると口蓋側(口の内側)には骨がある事が分かりました。
ソケットリフト トライアル CT.jpg
これでも10ミリくらいしかありません・・・。

ただここの骨を利用してインプラントを入れると2ミリくらいの骨が足りないだけで済む計算になります。

2ミリでしたらソケットリフトといわれるテクニックを利用すれば簡単にインプラントができそうです。

ただあえて多少斜めにインプラントを埋入する必要があるのでどうしてもリアルタイムでCT撮影が不可欠になります。

当院ではCT完備ですのでオペ中に2回CTを撮影させていただき無事にオペを終えることができました。

術後のCTです。
ソケットリフト CT インプラント埋入後.jpg
インプラントは12ミリのインプラントを使いました。

矢印の先にソケットリフトで作った骨が膨らんで写っています。

これでサイナスリフトをするより15万円近くそして10ヶ月近くの期間も短くインプラントが終了させることが可能になります。

ソケットリフト デンタル インプラント埋入後.jpg

CTを導入してみると他院でインプラントは骨が無くて難しい、無理です、といわれたケースでも実際にCTを撮ってみると意外にもインプラントが可能なケースも少なくないことが分かりました。

もちろん骨が無くてもソケットリフトやサイナスリフト、GBR、スプリットクレストといわれる骨造りのテクニックにも対応していますのでインプラントはほとんどのケースで可能です。

どんなことでも相談していただければお力になれると思いますのでご相談ください。

もちろんソケットリフトは患者さんにかかる負担も最小限なので当日も翌日も痛みも腫れも全くありませんでした!!!

2010年12月 6日

こんにちは。12月4日5日と福岡で勉強会でした。

今回も船越歯周病研究会のアドバンスセミナーです。

5ヶ月のコースなんですが今回で3回目です。

今度は来年の1月と2月です。

いつも福岡に行くと思うのですがここに集まる先生はみんな意識が高く毎回とっても刺激を受けて帰ってきます。

確かに金曜の夜まで診療して土曜日は5時前に起きて朝イチの飛行機に乗り福岡に着いたらすぐにセミナーが始まり日曜日の10時過ぎに自宅に着いて翌日は普通に診療・・・たしかに体力的にはハードですが楽しくて意外に疲れないものです。

自分と同じで東京や茨城から来てる先生も多くいますので疲れたなんて言ってられませんからね。

森谷のブログにも書いてましたがと地方の勉強会に行くと必ずお土産をスタッフに買って帰るのですが一緒に行った先生に買ったお土産の量に驚かれました・・・。

大きなダンボールに1箱分なんでたしかに多いかも・・・。

当然もって帰れる量じゃないので宅急便です。

ただ毎月こうして自分のやりたい勉強会に安心して医院を留守に出来るのもスタッフみんなと代診の先生のおかげでもあるので感謝です。

ただ一番お土産を楽しみにして待ってるのはどうやら森谷のようです・・・。

1ヵ月後の福岡に行くころにはあれだけあったお土産はほとんど無くなっています・・・。

今日は症例とは全く関係ない内容でしたがこの辺で。

2010年12月 2日

今日はインプラントの紹介ですが骨の高さも幅もない状態からインプラントを埋入したケースを紹介します。

術前のレントゲンです。
左上インプラント後パノラマ. GBR jpg

この状態から左下に2本インプラントを追加します。

ちなみに左上の2本のインプラントと左下の1本は数ヶ月前に私が治療したものです。

左下は全部で3本のインプラントが必要で3本のインプラントを入れようと治療したのですが奥があまりにも骨がなさ過ぎて1本だけインプラントを入れて奥は骨作りだけして待っていた常態です。

6ヶ月前に骨の幅を増やすオペ(GBR)をして先日インプラントを追加しました。

ただここでさらに問題があるのです。

骨の幅は増えました・・・しかし高さも実は不足してるのです!!わかりやすくレントゲンに加工しました。
インプラント 神経近い 骨がない.jpg

普通にインプラントを入れてしまうと神経と動脈に当たってしまうのです。

赤い線が神経と動脈のラインです。

CTでも確認済みです。8ミリしかありませんでした・・・。

このままではインプラントは不可能です。

ここで今度は骨の高さを増やすGBRが必要になってきます。

術後のレントゲンです。
インプラント 骨作り デンタル.jpg

赤いラインが元の骨の位置です。

黄色いラインが足りない骨を作った場所です。

およそ3ミリくらいの骨を作りました。

ここから数ヶ月待ってインプラントの上部構造を入れる予定です。

次回の予定は右上にインプラントを埋入なんですがここも骨がないので今度はサイナスリフトといって上顎洞に骨作りをしなければいけません。

また報告します。
インプラント GBR 左下埋入後パノラマ.jpg

2010年12月 1日

今回は「歯周病治療」について書きたいと思います。

歯周病治療をしてると特に初めての患者さんによく言われることがあります。

「毎月メンテナンスに行ってるんだけど良くなってる感じがしない・・・」

「毎日、キッチリ歯磨きしてるんだけど歯周病で歯が無くなる・・・」

「定期的に歯石取りに通ってるんだけど・・・」

「歯周病って治せないの??」

本当によく言われることです。

残念ながら歯周病は人間の生理的な老化現象もありますので完全に防ぐことや元の状態に戻すことは不可能です。

ただキッチリ診断と治療方法さえわかれば病的な歯周病は治療可能です!!

ただし、この診断ができない歯科医師が多いのも日本の現状です。

もしくは、診断できても治療ができない歯科医師も多いです・・・。

だから毎月歯医者に行って歯石を取っていても意味がないのです!!

この行為は治療ではなく「予防」です!

歯周病になっていない方はこれで十分効果ありですが万が一歯周病になっていた場合はこれでは一向に良くなりません。

(虫歯ができてしまった歯は治療しますよね? 予防では治らないですよね?)

はっきり言ってしまうとこのまま続けても時間とお金の無駄使いになってしまっています。

まずはキッチリと歯周病と診断できる歯科医院を探してください。

・・・これがもっとも難しいことかもしれませんが。

少なくてもキッチリ診断するにはレントゲンが欠かせません。

どこの歯科医院でも撮りますよね?

歯周病 インプラント レントゲン.jpg

このレントゲンは見たことあると思います。どこでも撮りますので。

これは最低限の診断しかできません。このレントゲンは部位によって拡大縮小されているので歯周病の診断には向きません。

どこで何ミリ程度の骨が解けてるかは絶対にわかりません。

必ずデンタルレントゲンというレントゲンが不可欠です。(すみません写真取り込めませんでした・・・)

当院では14枚。少なくても10枚撮ってくれるところで診てもらうようにしてください。
もちろん患者さん全員に撮るわけではありません。必要に応じて撮らせていただいています。

被爆量についても時々聞かれるのですが当院のレントゲン、CTに関しては全てデジタルになっており普通の歯科用レントゲンよりも10分の1以下の被爆量です。

14枚撮ったとしても身体に影響はありません。

たとえて言うなら仮に1日に100枚くらいレントゲン撮ったとしても曇りの日に1日太陽からの自然の放射線を浴びたのと同じくらいです。

よっぽど日焼けの法が危険です。

当院では必要であればさらにCT撮影を行います。

歯周病 インプラントCT.jpg

これで完璧です。

さらに当院では必要な場合、患者さんの希望により歯周病菌の菌種、数の検査もしています。

ただしこの検査はDNA検査になり現状では3万円前後検査だけでかかってしますのが現状です。

刑事事件等で行うDNA検査と同じような方法で専門機関で調べるので時間と金額がかかってしまいます・・・。

おそらくこれ以上の検査は今のところないと思います・・・。

まだまだ勉強中ですので、新しい方法が出たらすぐにお知らせします。

最後にもうひとつ付け加えるとしたらデジカメで口の中の写真を撮ってくれる先生は勉強熱心です。

撮るほうも撮られるほうも結構大変なんですが治療前、治療中、治療後の経過を記録するということはとっても大事です。

それと写真を撮ってる先生は勉強会で発表や議論をするための資料として写真が必要だから撮ってるのです。

それだけ勉強熱心ということです。

私も全ての患者さんではありませんが特にインプラントや歯周病治療においては患者さんにお願いして了解を得られれば撮らせていただいています。

欲しい患者さんには差し上げていますので遠慮なさらずおっしゃってくださいね。

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日比谷歯科 院長: 船木 弘

日比谷歯科
院長: 船木 弘

私たちが一番に心がけているのは、十分な説明を行ない、正しく納得していただいてから治療を行うこと。
自分の身体のことなのに、何されているか分からない。とても怖いことではありませんか。 私が治療を受けるとしたら、やはりシッカリ説明を聞いてから治療を受けたいですね。

患者さんのことを本気で考え、まるで自分の歯を治療するように接する。医師として当たり前のことだと考えています。